コリンチャンス戦の翌日、翼たちは明日のグレミオ戦に向けて近くのグラウンドで練習を開始していた。
謎の男「おまえがツバサか。」
翼「誰だ おまえは!」
謎の男「俺はグレミオのキーパー、メオン。
サンパウロの戦いぶりは昨日見せてもらった。」
メオン「ツバサ、明日のこてしらべに俺と遊んでみないか?」
翼「殴り込みってわけか・・。」
メオン「まぁ、結果は見えているから・・嫌ならいいんだぜ? キャプテン」
翼「いいだろうメオン、オマエの挑戦受けてやる!」
メオン「さすがキャプテン、話がわかるぜ。
さっそく勝負といくか!」
メオン「ツバサ、ドライブシュートは俺にはきかないぜ。
明日の試合が見ものだな。」
翼「ドライブシュートが・・きかない・・
その日の晩・・。
翼「(ドライブシュートが完全に止められた・・。
俺のドライブシュートをあそこまで完璧に止められる可能性のあるキーパーは若林くん、イタリアのヘルナンデス、西ドイツのミューラーの三人だけだと思っていたが・・。
さすがサッカー王国ブラジル、凄い国だ。
まだまだどんな選手が埋もれてるかわからないな・・。
今日の事はロベルトに報告した。
俺は正直ショックだったけど、ロベルトはさして驚かなかった様子だった。
確かに同様なんてしてられない、メオンのいるグレミオとの試合は明日なんだ!
メオン、ドライブシュートがきかないからってサンパウロに勝ったと思うな!
サンパウロはコリンチャンス相手に9点も取るチームなんだ!
明日は必ずオマエからゴールを奪い、必ず勝利してみせる!!)」
そして迎えたサンパウロ VS グレミオの試合当日・・。
ロベルト「よし、みんな聞け。
ウルグアイ代表のダ・シルバは南米特有のスピードのあるプレイをするから気をつけろ。
そしてGK・メオンにドライブシュートはきかないが弱点はあるはずだ。
積極的にゴールを狙い、突破口を見つけろ!」
翼「うん、ドライブシュートがきかないからって臆することはないよ。
みんなで積極的に攻めれば必ずゴールを奪えるし、俺も途中で何かひらめくかもしれない。
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