試合終了直後の会場・・。

翼率いるサンパウロと、今大会ナンバーワンキーパーと言われたメオンのいるグレミオの試合が終わった。
試合結果はサンパウロ04 対 グレミオ02
メオンが翼のドライブシュートをとめたり、翼が誰も見た事のないオーバーヘッドを打ってゴールを奪うなど白熱の試合となった。
そんな白熱の試合終了直後のスタジアムに、あのカルロスの姿があった。
彼もこの翼とメオンの勝負を見に来ていたのだ・・。

カルロス・サンターナ

カルロス「やるな翼・・オマエとは決勝で会いたいぜ・・。」

「フ・・あまいな。」

カルロス「え!?」

そこには謎の男が立っていた。
そしてその男は語りだした・・。

「メオンごときに手こずるようでは先が思いやられるぜ」

カルロス「なんだ オマエは?」

「だが カルロス、このリオカップ・・フラメンゴの優勝はないかもな」

カルロス「どういう意味だ?」

「ツバサ・オオゾラ・・アイツはまだ自分が持つ本当の力を知らない。
もしスーパーストライカーとして目覚めたとしたら・・。
オマエ達に勝ち目はない。

カルロス「スーパーストライカー?」

「オマエにも いずれわかるさ。
それまでせいぜい頑張るんだな・・」

そう言うと男は去って行った・・。

カルロス「アイツ・・何者なんだ・・?
まるで全てを知っているような口ぶりだった・・。
それにアイツが言ったスーパーストライカーとは一体・・?」

謎の男が残した言葉に嫌な余韻を覚えつつ、カルロスはその場を後にしたのだった・・。
そして数日後、サンパウロ はパルメイラスとの試合をむかえる。

パルメイラス戦・会場
ロベルト本郷

ロベルト「よし みんな聞け!
MF・トニーニョとウィングのネイがコンビプレイを使う。
FW・MFはこの二人をフリーにするな」

翼「ネイとトニーニョのコンビプレイは空中殺法のような技を仕掛けてくるらしい。
個々人としてもトニーニョはドライブシュートを打てるし、ネイはフェイントをかけたドリブルを得意としている。
二人が力を合わせた時は要注意なのは勿論だけど、個々でいる時もしっかりマークしよう」

よし、今日も勝つぞ! お~!!

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