夕暮れになって村に帰ってみると、すぐに3~4人駆け寄ってきた。
なぜ城に呼ばれたか興味津々だったらしい・・。
村人A「おい、王に何て言われたんだ!?」
自分はロトの血をひく者で、竜王討伐を頼まれたことを説明。
村人B「ほえ~! ロトの血ね~。 いや、お前さんならそうかもしれんなぁ」
村人C「じゃあ村を出て行っちゃうの?」
かつぜ(まぁそういうことになるな・・親にも説明しなきゃ・・)
村の仲間と少し談話をして帰宅した。
そして両親に王に竜王討伐を頼まれたことを報告。
父親「農作業は俺と母さんで大丈夫だ、心配しないで行ってこい」
母親「やっぱり運命なのかねぇ・・ただの子じゃないとは思っていたよ・・。でもね、危ないと思ったら逃げるんだよ! 王様もあんたがロトの子孫だと思って期待してるけど、死ぬことは望んでないんだからね・・」
この日は両親と色々な話をしながら長めに夕食をとり、その後 床に就いた。
だが寂しさや色々な気持ちがわいてきて、なかなか眠ることが出来なかった・・。

(運命か・・確かにそうかもしれない・・。
父さん母さんがいるから、今まで農作業に勤しんでいたけど本当は・・
竜王を倒して平和を取り戻したいと思っていた!!
勇者ロトの血をひきし者が竜王を倒すという予言を聞いた時は期待で胸が膨らんだ。
だがいつまで経っても現れなかった時は絶望した。
その時にもうロトの子孫がいないのなら、俺が竜王を倒して平和を取り戻したいと思ったのだ。
だが俺には両親がいる、農作業を手伝わなきゃと・・。
こうやって王が直々に頼んでこなかったら結局村を出ることはなかっただろう。
やっぱり運命なのかな・・。
ってことはやっぱり俺はロトの血をひく者・・?)
色々と考えているうちに気が付けば深い眠りについていた。
そして次の日の朝

かつぜ「それじゃあ、行ってくるよ!」
父親「気をつけてな・・!」
母親「天気をよく見て、雨には気を付けるんだよ!」
両親に見送られ、慣れ親しんだ家を後にした。
村の出口まで行く途中、村人の家に挨拶をして回った。
村人D「そっか~寂しくなるな・・元気で戻って来いよ!」
村人E「オマエなら竜王もやっつけれそうな気がするよ、頑張ってな!」
村人F「そっか・・無理だけはするなよ、ダメだったら戻って来て また畑を耕せばいいんだよ」
結局みんな村の出口まで見送ってくれた。
嬉しい気持ちと寂しい気持ち・・。
そして、みんなを竜王から守りたい気持ちが湧いてきた!

かつぜ「みんなありがとう、頑張ってくるからな~!
俺が戻るまで元気でいてくれな~!!」
村人達「頑張れよ~!!」
村人みんなの声援を受けながら村を後にした。
敢えて後ろは振り向かずにどんどん前に進んだ。
次第に風景も変わり、村の存在感を感じなくなった頃に初めて後ろを振り向いてみたら、もう村の姿は無く見慣れない景色が広がっていた。
ここで初めて孤独感を感じた、何か寂しい感情・・。
だがいつまでも感慨に浸っている訳にもいかない、気を取り直して進むことにした。
まず目指すはラダトームの街。
王から頂いたお金で装備を調えなくては!
続く・・。
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