ディスクシステム(Disk System)

1986年に任天堂から\15,000で発売された。
ファミコンと合体することで初めて使用できるのでファミコンの周辺機器と言える。
ファミコンと同じく第3世代の代物。

 

ファミコンが絶頂期の時に追い打ちをかけるかのように登場した。
セガ・マークVは買わなかったのにディスクシステムは頑張って買った家庭は結構多かった。
というのも多分スーパーマリオ2が出たからだと思われる(笑)
他にもゼルダやメトロイドなど続々と面白いタイトルが登場し、テレビCMでも頻繁に見るようになった.。
その度に「せっかくファミコンを買ったばかりなのに、もうディスクシステムの時代なのか・・」と落胆したものです(笑)

 

ディスクシステムをファミコンに合体させ電源を入れると、ファンファーレのような栄華を感じさせるBGMと共に、上から「Nintendo」と書いたパネルが下りてくる。
そしてマリオのゲームを買ったわけでなくてもマリオとルイージが登場して来てジャンプしてパネルをタッチするパフォーマンス!
なんだろう・・この友情出演のような演出は・・!?

 

この起動画面は正に新時代を感じさせられました。
ワクワクすると同時に落胆も・・。(自分は買えなかったので・・)
そのディスクシステムの繁栄を横目に自分はなるべく見ないように意識しないように生きていました。

 

しかし思ったほど事態は悪くなかったのです。
確かにディスクシステムから面白そうなゲームがいっぱい出ていたのですがドラクエや桃太郎伝説、ファイナルファンタジーなどの肝心なゲームは全部ファミコンから出ていました。
なので十分不足感なく過ごす事が出来たのです。
今思うと最初の2年くらいはファミコンと、ディスクシステムがバランス良く両立してた良い時代だったと言えます。

 

しかし3年目くらいになると一気にディスクシステムの勢いが弱り始めました。
何故か人気のあるタイトルが殆どファミコンから発売されディスクシステムがスルーされ始めたのです。
それはディスクシステムの長所であった容量の大きさやセーブが出来るという特徴がファミコンカセットでも出来るようになったからと言われています。

 

みるみるディスクシステムを手放す人が増えてきて、自分もそういう人に\2000で売ってもらいました。
随分と遅れましたがここで初めてディスクシステムを手に入れたのです。
廃れていると言ってもやはり<腐っても鯛>、名作ゲームは多いです。
今までやりたくても直視できなかったゲームをやりまくって十分楽しめました。

 

ずっと遊び続けたかったのですが故障が多く、予備としてファミコンとディスクシステムが一体型のツインファミコンを買ったりもしました。

しかし寒い部屋に置いておいたのが悪かったのか二台とも同時に壊れ、再起不能になりました。
自分のディスクシステムとのストーリーはここまでとなります。
公式では2003年の9月30日をもって書き換えサービスが終了し、ゲームの世界からひっそりと消えていったそうです・・。


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